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比べるつもりはなかったのに

SNSを見たあと自分が小さくなる理由

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比較するためにSNSを開く人はいません。

ただスクロールしていると、ある瞬間、自分の人生と画面の中の人生が並んでしまっています。

他人の旅行、他人の関係、他人の機嫌の良さ。みんな順調そうに見えて、自分だけがこうしているのかと感じるときもあります。

でも、私たちが見ているのは編集された瞬間です。調子のいい日に撮った写真、幸せに見える表情、選ばれたシーンたち。実際にはその人もSNSを閉じたあと、あなたと似た日常を過ごしている可能性が高いのです。

問題は、私たちの脳がそれを分かっていても比較を止められないこと。理性では分かっていても、感覚では比較してしまうのです。

SNSを見たあと自分が小さく感じるなら、それはあなたの自己肯定感が低いからではないかもしれません。ただ、見すぎているだけかもしれない。

今日SNSを閉じたあと、どんな気分になるか確かめてみてください。

比較が始まる本当の瞬間

比較は画面を見るときよりも、自分が疲れているときに強く働きます。調子のいい日は同じ写真を見ても「きれいだな」で流せますが、疲れて寂しい日には、その写真がそのまま自分の足りなさのように感じられます。

だから「SNSが自分を小さくする」よりも、「いまの自分が比較に弱くなっている」のほうが正確なことが多いのです。比較がひどくなるときは、画面を責める前に、まず自分のコンディションを見てみるのが助けになります。

SNSを閉じたあとの気分を点検する方法

簡単な実験をしてみましょう。SNSを閉じた直後の気分を、たった一語で書き留めるのです。数日分集めるだけでパターンが見えてきます。どのアカウント、どの時間帯がとくに自分を沈ませるのか。

自分をくり返し小さくさせるアカウントがあるなら、罪悪感なくミュートしたりフォローを外したりしていいのです。それは心が狭いのではなく、自分の気分を自分で管理する当たり前の行動です。

比較の代わりに自分へ戻る練習

比較を完全になくすことはできません。代わりに、比較が湧いてきたとき視線を自分へ戻す練習はできます。「あの人はいいな」のあとに「じゃあ自分は今日、何が良かったかな」を一行足してみるのです。

他人の編集されたハイライトと、自分の平凡な日常を並べれば、当然みじめに見えます。比べるなら、昨日の自分と比べてください。それが唯一の公平な比較です。

SNSは道具にすぎません。見たあとに自分が小さくなるなら、悪いのはあなたではなく、見方のほうです。

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