シグナルログ
SIGNAL LOG

いい人なのに、なんで居心地が悪いんだろう

悪いことはないのに、不思議と疲れる関係

READ TIME 03MIN

悪い人じゃないのに、間違ったこともしていないのに、一緒にいるとなぜか疲れる人がいます。

そんなとき、自分を責めてしまいます。「私、なんでこうなんだろう。あの人は何もしていないのに」。

でも、居心地の悪さは、相手が悪い行動をしたときだけ生まれるものではありません。

いい人と、楽な人は違う

言い方がさりげなく評価する感じだったり、一緒にいるときに無意識にもっとよく見られようとしてしまったり、自分の話をしても何か重く返ってくる感じ。これらは明らかな過ちではないけれど、確実にエネルギーを奪っていきます。「いい人」はその人の評判や人柄への評価で、「楽な人」は自分がその前でどんな状態になるかの話です。この二つはよく混同されますが、まったく別のことなのです。

気づかないうちに頑張ってしまう関係

ある人の前では何もしなくても楽なのに、ある人の前では何かをし続けてしまいます。もっと面白く話そうとし、もっとちゃんとした人に見られようとし、沈黙ができると自分が埋めなきゃと思う。相手が頼んだわけでもないのに。会って別れて一人になったとき「なぜかどっと疲れる」なら、一緒にいるあいだ気づかないうちにずっと頑張っていた、ということかもしれません。

関係を判断する、よりよい問い

人を評価するとき、私たちはたいてい「いい人か悪い人か」を基準に使います。でも、もっと大事な問いがあります。「この人といるとき、私はどんな状態なのか」。より楽になるのか、より緊張するのか。より自分らしくなるのか、より顔色をうかがうのか。いい人でも自分を居心地悪くさせる関係があり、特別ではなくても一緒にいると楽になる関係があります。基準を「その人」から「その人の前の自分」へ移すと、迷っていたことが鮮明になります。

いい人を嫌う必要も、自分を変な人に仕立てる必要もありません。ただ「この関係では自分は少し緊張するんだな」と知っておけばいい。距離を置くかどうかは、そのあとでゆっくり決めても遅くありません。大事なのは、自分の疲れを「自分がダメだから」と解釈しないこと。一緒にいて楽な人を一人でも思い浮かべれば、その違いが自分のせいではないと分かります。

あなたが感じる居心地の悪さは、根拠がないわけではありません。その関係がいま、あなたに合っていないというシグナルかもしれません。

シグナルログ