いつも私から連絡する
その関係を保っているのが自分だけのように感じるとき
READ TIME 06MIN先に連絡しなかったらどうなるだろう、たまにそんなことを考えたことはありませんか?
実験のように。自分から連絡しなければ、相手から連絡してくるだろうか。そう考えた末に、結局また自分からメッセージを送ってしまう、そんな経験。
関係は本来、片方がもっと多く保つものではありません。ふたりで一緒につないでいくものです。
ところが、ある関係ではいつのまにか自分が唯一の管理者になっています。自分が連絡すれば会話が続き、自分から動かなければ自然と途切れていきます。
そのパターンが長引くと、自分でも気づかないうちにこう信じてしまいます。「自分のほうがもっと気にかけるべき人なのかな」。
でもそれは、あなたの性格のせいではないかもしれません。関係の構造がそうさせているのです。
一度くらい、先に連絡しないでみてもいいのです。それは寂しさの気持ちではなく、この関係がどちらに傾いているかを確かめる、静かな方法になりうるのです。
いつも自分から連絡してしまう理由
先に連絡する人には、たいてい理由があります。関係が途切れるのが不安だったり、沈黙に耐えられなかったり、「自分が気にかけなければ誰も気にかけない」という慣れた役割が体に染みついていたり。
問題は、この役割が一度定着すると相手もそれに合わせてしまうことです。自分がいつも先に動くから、相手はわざわざ先に動く必要がなくなる。だから時間が経つほど差は開いていきます。あなたが足りないからではなく、慣れてしまった構造がそう回っているのです。
一度立ち止まって確かめる方法
確かめたいなら、一度だけ先に連絡せずにそのままにしてみてください。ただし、寂しさを試すのではなく「観察」だと思うことが大切です。数日のうちに相手から連絡が来るのか、それともそのまま静かになるのか。
静かになったからといって、その人があなたを嫌っているわけではありません。ただ、この関係を保つ重さがどちら側に乗っていたかが見えるだけです。それを知るだけでも、もう一人で頑張らないという選択肢が生まれます。
バランスを取り戻す小さな試み
すべての関係を切れという話ではありません。ある関係は、それでも自分から気にかけたい大切な間柄かもしれません。大事なのは「自分で選んで先に動く」のと「やらないと不安で仕方なくやる」のを区別することです。
先に連絡する頻度を少し減らして、そのエネルギーを自分を先に求めてくれる人へ移してみてください。関係はいつも同じだけ与え合えるわけではありませんが、片方だけが空になり続けるのは長く続きません。あなたの連絡は義務ではなく、気持ちであるべきです。
先に連絡することは間違いではありません。ただ、それがあなたを疲れさせるなら、少し立ち止まってこの関係の重さを分け直してもいいのです。